「休職に入ったけど、一日中なにもしないのはマズいんじゃないかな……..」
「時間を無駄にしてる気がして、何か始めないと………..」
休職したばかりの頃って、本当にこういう気持ちになりますよね。真面目に働いてきた人ほど「時間を無駄にしちゃいけない」「何かしら成長できることをしないと」と考えてしまうと思います。
でも、先に結論を言うと、私の場合、休職の最初は『なにもしない時間』が必要だった。
この記事では、休職直後に焦って空回りし、逆に体調を悪化させてしまった僕の苦い失敗談と、少し落ち着いてから実際にやってみて本当に救われた「リアルな過ごし方」をお話しします。
【体験談】「何かやらなきゃ」と焦るほど、逆に体調が悪くなった話
正直に言うと、僕も休職に入った直後は「何かやらないと取り残される」という焦りでいっぱいでした。

- 休み中に資格でも取っておいた方がいいんじゃ……」
- 「このままだとお金も将来もマジでやばいのでは……」
頭の中は常に資格のことや、お金・将来の不安でぐるぐる。会社には行っていないはずなのに、脳内ではずっと激しい一人反省会と一人戦略会議が繰り広げられていました。休んでいるはずなのに、心は1ミリも休まっていなかったんです。
無理にテキストを開いて勉強しようとしたり、将来の収支を何度も計算し直したりしていました。
で、どうなったかというと……焦りと不安で自分を追い詰めすぎて、精神的に限界がきて体調が悪化しました。
夜は全く眠れなくなり、日中は強い頭痛と吐き気に襲われる始末。「休みを取って体調を治すための期間」なのに、自分で自分にプレッシャーをかけて体調を崩すなんて完全に本末転倒ですよね。
この痛い失敗があって、「あ、今の僕に必要なのはスキルアップでも将来の計算でもなく、本気で何もしないことなんだな」と身をもって知りました。
結論:休職の最初は「なにもしなくていい」のが正解
繰り返しになりますが、休職期間に入って一番最初にするべきことは、資格の勉強でも将来の計算でもありません。「心と体をとにかく休ませること」です。
何か新しい行動を始める必要もないし、キャリアの将来像を今すぐ決める必要もありません。朝起き上がれなければ夕方までベッドで横になっていればいいし、ソファでゴロゴロしながらボーッと天井や窓の外を眺めているだけで、その日の過ごし方としては100点満点です。
「何か生産的なことをやらないと申し訳ない」と考えている状態って、表面上は体を休めているように見えて、脳と心は激しくエネルギーを消費し続けています。これじゃ疲労が抜けるわけありません。
まずは「今は休むのが仕事なんだ」と割り切って、何も生産的なことを生み出さない自分を許してあげてください。
私が『なにもしない時間が必要』と感じた3つの理由
なんでそこまで「何もしない」のが大事なのか、僕が体調を崩した経験から実感した理由は3つあります。
1. 「何かをしなきゃ」と考えるだけで体力を削られるから
休職に入る前の時点で、僕たちの心と体はすでに限界まで削れていたはずです。その状態で「資格を取ろう」「将来の計画を立てよう」と焦ったら、それだけで残りのエネルギーがどんどん奪われていきます。まずは「考えること」そのもののスイッチをオフにすることが最優先です。
2. 罪悪感を持ったままだと、どれだけ横になっても休まらないから
「休んでいる自分=ダメなやつ」と思いながら横になっていても、心は全然休まりません。「今は故障した機械を修理している期間なんだから、動かなくて当たり前だ」と割り切ることで、はじめて本当の意味で休むことができます。罪悪感を捨てることこそが、回復への第一歩です。
3. 回復すれば、勝手にやりたいことが出てくるから
人間の体と心って、ちゃんとできています。罪悪感を手放して十分休むと、焦りからではなく「ちょっと外出てみようかな」「ゲームでもしようかな」という気持ちが自然と内側から湧いてきます。その状態になるまでは、じっと待つのが一番の近道です。
少し落ち着いてからの「リアルな過ごし方」4選
徹底的に何もしない生活を続けて少しずつ焦りが引いてきたら、無理のない範囲で日常に小さな行動を取り入れていきましょう。
僕自身が実際に試してみて、心身のリハビリとして本当に効果があった「リアルな過ごし方」を4つ紹介します。
1. 散歩(一日5,000歩・約1時間が目安)
体調が少しマシになってきたら、一番おすすめなのが「あてもなく歩く散歩」です。
僕の場合、無理のない目標として「1日5,000歩(だいたい1時間くらい)」を目安に外を歩くようにしていました。
散歩をしてみて感じたリアルな変化
家に引きこもって部屋の天井ばかり見ていると、どうしても思考がネガティブな方向に向かってしまいます。でも、思い切って外に出て太陽の光を浴びながら歩くだけで、思った以上に気分がすっきりしました。
また、昼間に散歩をして適度に体が疲れるおかげで、夜になると自然と眠気がくるようになり、休職初期に狂っていた睡眠リズムが整うきっかけにもなりました。何か目的を持つわけじゃなく、ただ風を感じてぼーっと歩くだけで十分リフレッシュになります。

散歩を続けるコツ

「散歩を無理なく続けるコツは、とにかくハードルを下げること!僕が意識していた3つのポイントを紹介します。」
- 「毎日必ず歩く」というノルマにしない: 天気が悪い日や気分が乗らない日はあっさり休む
- 目的を持たない: 「買い物に行く」などの目的を作らず、近所の裏道をフラフラ歩くだけでOK
- 好きな音楽やラジオを聴く: イヤホンでお気に入りのラジオやポッドキャストを聴きながら歩く
私が実際に続けている散歩習慣や、歩くときに愛用しているアイテムについては、「頑張らない1日5000歩のゆる散歩」で詳しく紹介しています。

2. アニメやバラエティ番組を見る
休息期からリハビリ期に移行する際、手軽に心を癒やしてくれたのが動画コンテンツでした。
この時期は、まだ集中力が戻っていないことも多く、難しいストーリーや伏線が多い作品、ドロドロした人間関係を描く作品は、思っている以上に疲れてしまいます。そのため、何も考えずにぼーっとみれて、クスッと笑える作品を選ぶようにしていました。
「今日は何もする気が起きない」という日でも、お気に入りの番組を1本観るだけで気持ちが少し軽くなったり、「少し笑えたな」と感じられたりすることがあります。そうした小さな積み重ねも、回復には大切な時間だと思います。
私がよく観ていた作品や、気軽に楽しめるおすすめ作品をまとめました
| ジャンル | おすすめ作品 | 配信中の主なサブスク |
| お笑い・バラエティ | 『水曜日のダウンタウン』 『有吉の壁』 『月曜から夜ふかし』 『アメトーーク』 | Prime Video / Hulu /U-NEXT など |
| アニメ | 『負けヒロインが多すぎる!』 『アオのハコ』 『日常』 | Prime Video / dアニメストア など |
それぞれの作品の魅力やおすすめポイントについては、別の記事で詳しく紹介していますので、気になる作品があればぜひそちらも読んでみてください。
「こんなことをしていて良いのかな」と罪悪感を抱く必要はありません。休職中は休むことが一番の仕事です。笑うことやリラックスする時間も、心を回復させるための大切な時間です。
焦って何かを始めようとするよりも、まずは自分が「楽しい」「面白い」と思える時間を増やすことを意識してみてください。その積み重ねが、少しずつ前向きな気持ちにつながっていきます。
3.オンラインゲームで遊ぶ(友達とボイスチャットしながらがおすすめ)
ゲームが好きな人であれば、オンラインゲームは気分転換にとてもおすすめです。私自身、休職中はゲームに何度も心を助けられました。
休職すると会社に行かなくなるため、人と話す機会が一気に減ってしまいます。その結果、「社会から取り残されている」「自分だけ時間が止まってしまった」という強い孤独感を抱きやすくなります。
そこで試してほしいのが、Discordなどでボイスチャット(VC)をつなぎ、友達と話しながらゲームをすることです。
ゲームそのものを楽しむのはもちろんですが、何より良かったのは友達との「何気ない会話」でした。「最近どう?」「今日の晩ご飯何にする?」「週末何する?」といった、たわいのない雑談をしているだけで、不思議と仕事や将来への不安を忘れられる時間になりました。
一人でゲームをしていると落ち込んで途中でやめてしまうこともありますが、友達と約束をすることで自然と生活に楽しみができます。「今夜はゲームがあるから、それまでゆっくり過ごそう」と前向きな気持ちになれました。
休職中におすすめのゲーム
- VALORANT / Apex Legends 友達とVCをつないで協力プレイ。勝敗にこだわりすぎず、みんなで笑いながら遊ぶくらいがちょうどいいです。(※対戦で疲れてしまう場合は、無理せず下の協力ゲームを選びましょう)
- モンスターハンターシリーズ 強いモンスターに挑戦したり、素材集めを手伝ってもらったりと、自分のペースでじっくり楽しめます。
- Minecraft(マインクラフト) 建築や冒険をしながら雑談するのに最高のゲームです。作業しながら自然と会話が続くので、長時間遊んでも疲れにくいのが魅力です。
- Street Fighter 6 などの格闘ゲーム サクッと短時間で遊べるのがメリットです。対戦後に感想を話したり、教え合ったりする時間も楽しめます。

友達と笑い合える時間が心の支えになる
働いている頃は、お互い忙しくて「また今度遊ぼう」と流れてしまいがちでした。ですが休職中だからこそ時間を合わせやすく、友達とじっくり遊べたことは、今振り返っても本当に貴重な時間だったと感じています。
もちろん一人で没頭するのも悪くありません。ただ、もし気軽に誘える友達がいるなら、ぜひ声をかけて一緒に遊んでみてください。
休職中は「一日中誰とも話さない」という日が続くこともあります。だからこそ、ゲームを通じて誰かと笑い合う時間は、想像以上に心の支えになってくれます。
※プレイ時の注意点 ゲームのやりすぎには注意が必要です。昼夜逆転したり睡眠時間を削ったりしてしまうと、生活リズムが崩れて心の回復を妨げてしまいます。
「今日も楽しく遊べた」「笑う時間があってよかった」と思えるくらいの距離感がベストです。ゲームは現実から逃げるためではなく、心をしっかり休ませて前を向くための息抜きとして楽しんでみてください。
4. 意欲が湧いてきてからの「資格勉強」(無理のない現実的な目標設定)
休職初期に焦って手をつけようとして失敗した資格勉強ですが、心身がしっかり回復して「そろそろ少し動いてみようかな」と思えてから手をつけるのがコツです。
ポイントは、復職や転職のために自分を追い詰めるような難しい資格を選ぶのではなく、「これからの自分の生活や働き方をちょっと楽にするための資格」を選ぶことです。
僕自身も、将来の働き方や生活のリズムを考えて、無理なく働けそうな仕事(セルフガソリンスタンドの夜間監視など)に活かせる「危険物取扱者 乙種4類(乙4)」の勉強をはじめました。
資格勉強で意識したこと
- 焦って始めず、エネルギーが溜まってからやる
- 1日15分〜30分テキストを開くだけでも良しとする
- 自分のペースで取れる、現実的な資格を選ぶ
「転職活動のために無理やり勉強する」のではなく、「これからの生活をちょっと楽にするため」くらいの軽い気持ちで選ぶと、プレッシャーを感じずに進められます。

休職中にやってはいけない「NGな過ごし方」
逆に「これをやると体調が悪化しやすいな」と感じたNGな過ごし方も書いておきます。
1. SNSで同世代の活躍を見続けること
休職中にXやInstagramを見るのは正直おすすめしません。同世代の人が仕事で成果を出している投稿やキラキラした休日を見ると、「それに比べて自分は……」と勝手に凹んでしまいます。休職中はアプリを削除するか、見ないようにするのが一番です。
2. 昼夜逆転の生活を放置すること
初期の体が限界の時期は「寝たいときに寝る」で良いですが、少し体調が戻ってきたら昼夜逆転だけは防ぎたいところです。夜型になると日光を浴びる機会が減ってメンタルが落ち込みやすくなります。朝起きられなくても、カーテンを開けて部屋に光を入れることだけは意識してみてください。
私自身、夜中に何度も目が覚める「中途覚醒」にも悩みました。そのときに実際に試して、効果を感じた7つの対策も別の記事にまとめています。

3. 今すぐ「今後の人生の答え」を出そうとすること
「この会社に戻るべきか、辞めるべきか」といった大きな決断は、メンタルが弱っている時にはしない方が安全です。弱っている時ってどうしても極端な選択をしてしまいがちだからです。大事な決断は、元気になってからゆっくり考えれば大丈夫です。
まとめ:自分のペースを一番大切にしよう

休職中の過ごし方に、「こうしなきゃいけないルール」や正解はありません。
- 最初はとにかく「何もしない」で休む
- 「資格を取らなきゃ」「将来どうしよう」という焦りを一回手放す
- 元気が出てきたら、散歩やゲームなど「自分が心地いいこと」から始める
周りやネットの過ごし方と比べる必要は全くないです。今日一日を無事に過ごせただけで、あなたはちゃんと「休養」という最大の目標を達成できています。
焦らず、少しずつ自分のペースを取り戻していきましょう。


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